HOME > 情報館 | 健康的な日常生活をおくる住まい方

健康的な日常生活をおくる住まい方 (シックハウス症候群の予防対策)

住環境が変化した今、もう一度健康的な生活を考えませんか?
新築及び初期の住宅では、シックハウス症候群の原因となる有害物質が空気中に出やすく、入居後に頭痛やのどの痛み、せき、倦怠感などの症状が出るケースが多いといわれています。
このような住環境が変化した時、シックハウス症候群を発症させない対策として、「有害物質の少ない空気環境を作ること」、「有害物質を人体に蓄積させないこと」が重要です。

シックハウス症候群にならないために

シックハウス症候群を発症しない安全なレベル(室内空気中の有害物質濃度)は、過去に人体に取り込まれた有害物質の量や体質等、個人差があります。また、室内空気中の有害物質濃度は、気候の変化や居住者の生活スタイルによって入居後増加することが予想されます。
これらをふまえて、新築及び改築住宅入居後にシックハウス症候群にならないためには、有害物質を人体に取り込まない、また蓄積させない生活を心掛けることが重要です。

換気について

換気は、室内空気中の有害物質濃度を低減させ、人体への有害物質の取り込みを少なくするのに有効な手段です。新築及び改築住宅入居後しばらくは頻繁に換気を行いましょう。

換気の種類(特徴)

換気は、大きく分けて自然換気と機械換気の2種類に分けられます。この2種類の換気の特徴を上手に組み合わせ、効果的な換気を行いましょう。

換気の種類特徴
自然換気風や温度差等、自然のカによって空気を入れ換える方法。一度に大量の空気の入れ換えが行えるため、長時間締め切った室内の空気を換気させるのに有効である。
機械換気局所排気や24時間換気システム等、機械によって空気を入れ換える方法。連続した一定量の換気が可能であり、また自然換気に比べて外気温の影響を受けにくく室温の変化が少ない。
換気を行うにあたっての留意点

入居後しばらくは計画的な自然換気を行いましょう(24時間換気システムを設置している住 宅も含む)。
自然換気を行うときは、住宅のすべての窓や扉を開け空気の入れ換えを行いましょう。この 時、キッチンの棚や引き出し、クローゼット、下駄箱等の収納部の扉も開けましょう。
空気がこもりやすい箇所は、扇風機等で人工的に風を送り、空気の流れを作りましょう。

【お問い合わせ】
〒252-0329
神奈川県相模原市南区北里1-15-1(北里大学相模原キャンパス内)
一般財団法人 北里環境科学センター
Tel 042-778-9208
Fax 042-778-4551
E-mail:info@kitasato-e.or.jp
このページの先頭へ