第42回環境科学セミナー報告
| 【光触媒がつくる未来のくらし- 日本発祥のクリーンなエネルギー技術「光触媒」を分かりやすくご紹介します -】 |
2025年11月15日(土)、「第42回環境科学セミナー」を北里大学相模原キャンパスにて開催いたしました。日本で発見されたクリーンなエネルギー技術「光触媒」を分かりやすくご紹介いただきました。
当日は多くの皆様にご来場いただき、盛況のうちに終了することができました。ご参加くださいました皆様に、厚く御礼申し上げます。

今回は、地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)の落合 剛先生を講師としてお招きし、「光触媒がつくる未来のくらし」と題してご講演いただきました。光触媒は50年前に藤島 昭東京大学名誉教授(前東京理科大学学長)により発見されたノーベル賞候補ともなっている新技術で、落合先生は藤島先生の下で研究されたお弟子さんにあたります。
会場には、光触媒の浄化作用を実際に体験できる展示ブースを設置し、参加者様から大変ご好評をいただきました。
講演では、光触媒が壁材や窓ガラス、空気清浄機など、私たちの身近な製品に活用されていること、そして光や水といった自然の力を利用して汚れや有害物質を分解・除去する環境にやさしい素材であることについて、非常に分かりやすくご説明いただきました。また、カーボンニュートラルなど環境問題の解決に繋がる「光触媒による人工光合成はグリーン水素を製造する技術として期待されている技術であることを紹介いただき、社会の未来を創る夢の素材としての光触媒の可能性を、改めて感じる貴重な機会となりました。
■光触媒を知らずに日常的に利用していたことを初めて知りました。講義内容にも大変満足しています。
■光触媒が環境浄化やグリーン水素製造に貢献することがよく理解できました。質問にも丁寧にお答えいただき、とても勉強になりました。
今後とも、より多くの皆様にご参加いただけるセミナーを企画してまいります。
次回もぜひご来場くださいますよう、心よりお待ち申し上げます。

